『王様ランキング』にはボッジを慕うキャラとして、‟ホクロ”が登場しています。
名前の由来は、顔の左頬に大きなホクロがあるのが特徴だからと思われます。
ボッス国の兵士に志願したのも、ボッジのそばで仕事をしたいとの想いからでした。
今回はホクロがどういう人物で、どの辺りがスゴイのかについて語りますので、ぜひ最後までご覧くださいね!
※ ネタバレご注意ください。
『王様ランキング』ホクロは実はスゴイ奴!ボッジとの関係
ホクロはボッジの良き理解者として、物語の始めから登場しています。
人知れないボッジの内面や善行を理解し、よくサポートもしています。
そんなホクロとボッジの関係を掘り下げてみていくことにしましょう!
お母さんのお墓参りでの出逢い
ホクロは、お母さんが亡くなったばかりの頃にお墓参りに行きました。
いつもホクロの面倒をよく見てくれ、精神的にも明るく支えてくれた良きお母さんでした。
それだけに、お母さんの死はホクロにとってとても悲しい出来事で、お墓の前で泣き崩れていました。
その時まだ少年だったホクロよりも更に幼いボッジがやってきて、そっとホクロにお花とハンカチを手渡してくれした。
ボッジが王冠をかぶっていたのでホクロは恐れおののきましたが、その後ボッジが自分のお母さん(シーナ)のお墓参りをしているのを目にします。
ホクロがもらったお花は、ボッジが自分のお母さんのために持ってきたお花だったと気づき、幼いながらもボッジの優しい心遣いに感謝するのでした。
自分より幼くて小さなボッジが、きちんとお母さんのお墓参りをしているのを見て、ホクロは精神的に救われ立ち直りも早くなったと思われますね☺
ボッジの旅の護衛
ダイダの新国王就任後、ボッジは旅に出ることを王妃ヒリングから許可されました。
その旅の護衛として抜擢されたのが、ドーマス(ボッジの剣術指南役)とホクロでした。
ホクロは兵士の中で唯一、ボッジの護衛に自ら志願しました。
またホクロは、ボッジのために手話を修得していたので打って付けです。
ホクロは我が意を得たりとばかりに、ボッジのお供をすることに緊張しながらも、意気揚々として旅に出るのでした。
ボッジのそばで仕事をするのをずっと夢見ていたホクロとしては、これ以上嬉しいことはなかったでしょうね !(^^)!
『王様ランキング』ホクロは実はスゴイ奴!ドーマスとの関係
ドーマスはボッス国の四天王の一人として、当初からボッジの剣術の指南役でした。
一兵士のホクロからみて、会社でいうところの上司と部下のような関係にあたります。
ボッジの旅の護衛中の、実際の二人の関係を見ていきましょう。
ドーマスとの主従関係
3人は旅の間で食事をする時も、道中も、休む時も、いつも一緒にいましたので、ドーマスから指示があればホクロは常に従っていました。
ある食事時に、ドーマスはホクロに問いかけます。
「君は、上からのどんな命令にも従う覚悟はあるか?」
それを受けてホクロはドーマスに聞きました。
「例えばどんな命令でしょうか?」
ドーマスは、「例えなどない。命令に従うかどうかだ」と答えました。
返答しあぐねているホクロを見て、覚悟が足りないと注意しました。
ドーマスによると、上にいる方は計り知れない重圧と責任を背負って決断しているので、その命令に忠実に従うことで気苦労を少しでも減らすことにつながり、それが我々家来の使命であると持論を展開しました。
この時点ではドーマスとホクロの関係は比較的良好で、なんら軋轢はありませんでした。
むしろドーマスは、迷いのある自分自身に言い聞かせているように思えました。
ホクロがドーマスを糾弾!
3人が町を抜けたところに大きな穴があり、そこから一定時間ごとに炎が吹き上がっていました。
そこは「地獄の門」と呼ばれ、冥府につながる穴でした。
ドーマスは、ホクロを宿探しに行かせている間にボッジを地獄の門の間近まで案内しました。
ダイダよりボッジ暗殺命令を受けていたドーマスは、ボッジが穴の中を覗き込んでいる隙を見計らって、手でボッジを突き落としたのです!
ホクロはボッジがいないことに異変を感じてドーマスに尋ねましたが、ドーマスはボッジの暗殺を請け負っていたことを告白しました。
それを聞いて怒り心頭に達したホクロは、ボッジを守れなかった自分へのけじめとしてドーマスに剣で切り掛かりました。
ですがドーマスとの実力差は火を見るより明らかで、簡単に吹っ飛ばされてしまいます。
それでもホクロは決死の覚悟で立ち向かい、ドーマスがわざと差し出した右手首を切りつけました。
その隙にドーマスは峰打ちでホクロを気絶させたのです。
ホクロにとっては、心から慕っていたボッジが暗殺されたことと、それを未然に防げなかった自分に腹が立っていたのでしょうね。
天と地ほどの力の差があるドーマスに対し、勇猛果敢に立ち向かっていった勇気は、ホクロの覚悟から来るものでした。
『王様ランキング』ホクロは実はスゴイ奴!ホクロのスゴイところ
ホクロはドーマスと行動を共にする中で、ホクロがスゴイと感じた点がいくつかあったので述べてみます。
① ボッジが冥府の穴に落とされたことを、自分がボッジをしっかりと守り切れなかったと考えている(人のせいにしていない)。
② 自分が処刑されるかも知れない事をわかっていながら、ボッジの霊を慰めてあげるためにヒリングのもとへ報告に行った。
③ 教え方が下手なドーマスを責めず、ホクロは自分なりにアレンジして修業し、短期間の間に戦闘力を向上させた。
人は何かで失敗した時や気まずい状態になった場合、それを他の誰かに責任転嫁をする傾向があります。
自分のことを棚に上げ、すぐに言い訳をし、人のせいにしたがる人間はどこにいってもいるものです。
ですがホクロの場合、まずは自分にどこか落ち度はなかったか、今の自分にできる事は何かという視点で物事を考えています。
こういったタイプの人は、どこに行っても皆から愛され、出世するケースも珍しくありません。
ボッジたちとの旅の途中でも、ホクロが死んでもおかしくないといった状況が幾つかありました。
その度に危機から脱出できているのは、ホクロの持つ人徳が難を逃れさせているとも考えられます。
人として見習いたい点がたくさんありますね(^_-)-☆
『王様ランキング』ホクロは実はスゴイ奴!まとめ
ホクロは少々不器用なところがありますが、義理人情に厚く、まっすぐな性格です。
変な我欲をもたず、いつも人に心を配り親切なので、愛されキャラといえますね(^^)
そういう点では、ボッジと共通点があります。
「類は友を呼ぶ」とはこのことですね🎵
最後までお読みいただき有り難うございました!
あなたに幸せな出来事がたくさん起こりますように(^^♪
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