暖房の設定温度は本当に18度ぐらいがいいの?

寒い冬を快適に乗り切るためにエアコン(暖房)がありますが、ついつい長時間使ってしまいがちになりますよね。

そうなると、やはり気になるのが電気代。

ちまたでは、設定温度が18度ぐらいが経済的でちょうど良いとも言われています。

そこで今回は、暖房の設定温度を何度にすればリーズナブルで快適に過ごすことが出来るのかについて考察します。

ぜひ参考にしてくださいね!

暖房の設定温度は18度より20度が目安?

ちまたでは暖房の設定温度は18度がいいといわれていますが、実は環境省が推奨する冬場の室温があって、その温度は20度なのです。

そのため、暖房の室内温度は20度に保てるように設定しておくことが望ましいとされています。

ですが、土地柄や地域によっては室内の設定温度を20度より高くしないと思ったほど温まらない場合もあります。

なので、設定温度を必ず20度にしなくてはいけないということではありません。

次に節電効果についてですが、暖房の設定温度を1度下げると約10%の節約になります。

電気代を安く抑えたいということであれば、暖房の設定温度はなるべく低めの方がいいという事になってきます。

具体的な例を挙げれば、設定温度は18度~22度くらいがちょうど適正な温度と言えます。

暖房の設定温度が20度の室温で温かく過ごせるコツは?

寒さを感じる原因は、部屋の中で生じる温度差からくるといわれます。

たとえば、窓の付近は外気の影響を受けてしまうので温度が下がって寒く感じられます。

室温が適温の20度前後だったとしても、部屋の場所によってかなりの温度差があります。

大切なのは、寒いからといって暖房の設定温度を上げるのではなく、体感温度を上げることです。

また、湿度が高めだと体感温度は高くなるので、20度の部屋で暖かく過ごすには湿度の調整も必要になってきます。

体感温度を上げることによって、室温が18度でも寒さを感じることなく過ごすこともできます。

そこで、リーズナブルな設定温度の20度ぐらいを維持しながら、快適に過ごせるコツを3つ紹介させていただきます。

暖房器具の清掃をこまめにして効率的に使う

暖房器具の掃除がきちんとできていないと、暖房の効率が下がって電気代も余分にかかってきます。

エアコンやファンヒーターのフィルターは、月に一度は掃除をしたいものです。

また、エアコンの室外機の周りにものを置いていると、外の空気を室外機で吸い込みにくくなるため、暖房の効率が落ちてしまいます。

室外機の吸い込み口がゴミ等でふさがれていないか、時々チェックしましょう。

さらに、暖める範囲を小さくすることも効率的に暖房器具を使うことにつながります。
部屋の大きさに合った暖房器具を選ぶことが重要になります。

部屋が大きすぎる場合は、アコーディオンカーテンや“ついたて”などを使って部屋を区切り、暖める範囲を小さくすることも一つの方法です。

湿度を最適に保つ

寒い日の乾燥した空気は、寒さを肌で感じる原因になります。

エアコン(暖房)を使えば空気をより乾燥させてしまいますので、加湿器を使って快適な湿度になるように調整したいものです。

簡単に加湿する方法としては、洗濯物を部屋の中に干すのもいいですね。
濡れタオルを干すだけでも加湿はできます。

また最近は、加湿機能の付いたタイプのエアコンもあるので、新しいエアコンに買い替えを検討されているのなら、そのような機能の付いたものを購入するのもいいと思います。

自分で身体を温める

肌寒く感じるときは、何かを羽織ったり、肌着を厚手のものに変えたりして自分の身体を温めるのが効果的です。

「3つの首」と呼ばれる「首まわり」「手首」「足首」を中心に温めると血流が良くなり体全体がポカポカとしてきます。

靴下をはいたり、ネクタイを締めるだけでも体感温度が上がります。

また、温かい飲み物や食べ物を採り入れることによって、身体の中から温める方法もオススメです。

温かい飲み物としては、ココアや紅茶、しょうが湯などが比較的保温効果が高いとされています。

身体を温める食べ物としては、なべ料理などが身体を温めると同時に、湯気や熱源として部屋を暖めるので体感温度を上げることにもつながります。

暖房の設定温度・18度にすると電気代が安い

夏場に比べて冬場の電気代は高くなりがちですが、暖房費はできるだけ抑えていきたいものですね。

室温も20度に設定するよりは、当然18度に設定した方が電気代は安くなります。

そこでファンヒーター、電気ストーブ、エアコン、こたつ、ホットカーペット電気毛布等さまざまな暖房器具を比較して、電気代の安い暖房器具をご紹介していきます。

・エアコン:1時間当たり、2.8円~40円
・セラミックファンヒーター:1時間当たり、強32.4円~弱14.9円
・オイルヒーター:1時間当たり、18.2円(10畳)~8.8円(6畳)
・電気カーペット:1時間当たり、高9.0円~中6.2円
・電気毛布:1時間当たり、強1円(8段階調節の「3」は0.6円)
・電気ストーブ:1時間当たり、強27円・中18.1円・弱8.9円
・パネルヒーター:1時間当たり、強27円・中16.2円・弱10.8円
・こたつ:1時間当たり、強4.3円・弱2.2円
・電気ブランケット・電気ひざ掛け:1時間当たり、1.4円

暖房器具を選ぶ際は、目的に合った暖房器具の中から電気代が安いものを選んで設置していくと良いですね。

暖房の設定温度・まとめ

外気温と設定温度の差が大きければその分、強いパワーが必要になり、電力も消費します。

外気温との差が少ないほど消費する電力は少なくなるため、温度設定は20度以下をオススメします。

環境省によると、エアコン暖房の設定温度を1℃低くするとやく10%の電気代の節約効果があるとされています。

暖房の温度は使用する環境や体感温度などによって違うため、具体的に何度がよいという基準はありませんが温度を上げすぎず使用したほうが当然節電になりますね。

何より体調を優先して暖房器具の使用やその設定温度を考えるべきです。

設定温度を低めの18度に下げたとしても、寒さを感じないようにして暖かく感じる服装を心掛ければ寒い冬を乗り切ることもできます。

最後までお読みいただきまして有り難うございました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました