『王様ランキング』には冥府の国が描かれていて、そこには多くの魔物や罪人たちがいます。
その中でも特に手強いと呼ばれているのが“六人の罪人”なのです。
それぞれ個々の力が恐ろしいほど強く、冥府騎士団の隊長も警戒するほどです。
今回はその“六人の罪人”について考察していきますので、どうか最後までご覧下さい(^^)
※ ネタバレご注意ください。
『王様ランキング』六人の罪人とは?そのキャラクターは?
鏡(ミランジョ)は、ある目的のために二体のゴーレムとともに冥府に向かいました。
その目的とは、冥府から強力な六人の罪人を連れ出し、ボッス国を混乱に陥れるためです。
では、その六人がどういうキャラクターなのかを見ていきましょう!
黒髪の「ブラック」
ブラックは殺し屋で、冷たい表情をしています。
アピスとゴーレムに引率されて冥府を抜けるときにも、途中でレッドと組んでゴーレムを破壊しました。
ブラックによると、「得体のしれないものは好きじゃねえんだよ」といって背後からゴーレムを襲ったのです。
また金目の物をみると盗むクセがあり、アピスから鏡(ミランジョ)を奪い取りました。
鏡(ミランジョ)には錬金術があり、ダイヤモンドや金に変化することができるからでした。
典型的な”悪党”という感じですね(*´Д`)
赤髪の「レッド」
レッドはブラックと共に行動することが多く、ゴーレムを襲った時もブラックと協力し合っていました。
気質もブラックと同じで、もともとは殺し屋です。
またカネで動き、気まぐれな面もあって一筋縄ではいかないタイプです。
背後からアピスを襲って鏡(ミランジョ)を奪った時もブラックと一緒でしたが、そのあとすぐにアピスにボコボコにされてしまいました。
印象的には、六人の罪人中で一番影が薄い感じです(>_<)
怪力の「ギガン」
罪人の中で一番戦闘シーンが多く、強く印象に残っているのがギガンです。
怪物ぞろいのギガンテス一族の出身で、鋼の身体と巨躯の持ち主です。
ヒリング護衛軍との戦闘の時も、不意打ちではありましたが精鋭騎士3人をまとめて踏み倒し、大きな石斧でぶっ飛ばしてしまいました。
あのドルーシをも、たまたま不意打ちではありましたが大きな石斧で叩き潰しています。
大蛇ミツマタの攻撃を受けても平気な顔をしており、逆にミツマタのしっぽを掴んで振り回し地面に何度も叩きつけるほどの怪力ぶりを見せつけました、
ボッジの針剣の前にあっけなくやられてしまいましたが、その凶暴ぶりは驚愕に値します。
その反面、ボッジに完全に降伏した後はおとなしく忠誠を誓い、カゲとも友達になれるほど愛嬌のある一面も持っています。
その後はデスハー王の計らいで冥府騎士団に入ることになりましたが、これからも応援したくなるキャラクターといえます(^^)
山賊の頭「ゾック」
一見したところ中年太りのオジサン風で、他の罪人たちのような強いオーラはありません。
冥府では荒くれ者たちを束ねていたので、沈着冷静で策士タイプのようです。
冥府を抜けるまでにアピスと他の罪人たちが揉めそうになった時も、落ち着いて仲を取り持って平たくおさめていました。
ですが、密かにボッス国の王様の地位を狙うしたたかさを持ち合わせています。
黒髪のブラックがアピスにやられそうになった時、ゾックは仲裁に入るフリをして口から毒霧を噴射し、アピスに致命傷を負わせた残忍さもありました。
だまし討ちがうまく、ある意味一番厄介な人物かも知れませんね(*_*;
没落した王族“最強”「キングボ」
オウケンを除いた六人の罪人の中で最強と呼ばれており、アピスも「奴は計り知れない強さと見た」と感想を述べています。
もともとは王様ランキング1位の国の王子で、その国の王様の反逆行為で国が滅びてしまい、そのショックのせいもあって悪に手を染めてしまったと思われます。
冥府を抜けるまでは、あの怪力ギガンの首に首輪をつけて手なづけていたことから、相当な実力の持ち主だと想像できます。
ただオウケンとの戦いであっけなく切り刻まれたキングボは、瀕死の重傷を負って倒れてしまうのでした。
ダイダの身体を乗っ取ったボッスとオウケンの戦闘の際、キングボと思わしき人物が影でその様子をみていました。
今後の展開でキングボがどのような形で再登場するのか期待されるところですね!
冥府の剣王「オウケン」
罪人の中で一人甲冑をかぶって素顔を見せていないのがオウケンです。
他の罪人たちと一緒に冥府を抜けるまでは、ボーッとして迫力もない雰囲気でした。
ですがひょんなことからキングボと争うことになったオウケンは、その本性をあらわし始めます。
シラサンペ(遠当て)でキングボの動きを封じたオウケンは、死なない程度にキングボを切り刻んでその苦しむさまを見て楽しんでいました。
あのキングボをいとも簡単に倒してしまうところを見ると、かなりの剣の使い手だと思われます。
罪人の中ではこのオウケンが最強かつ最凶で、物語のキーマンとなるキャラクターです。
『王様ランキング』六人の罪人とは?まとめ
ダイダの身体を器としてボッスを復活させた鏡(ミランジョ)は、冥府から強力な罪人と魔物たちを引き連れてきます。
その目的はヒリングの殺害とボッス国をなくしてしまうことでした。
ですが、その鏡(ミランジョ)の策略とは裏腹に、物語は思わぬ方向に展開していくことになります。
詳しくは『王様ランキング』の単行本で楽しんでいただければ幸いです(^^)
いつも感動を与えてくれるこの作品と作者に感謝しています。
最後までご覧いただき有り難うございました。
皆さまに幸せな出来事がたくさん起こりますように(^^♪
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