『王様ランキング』の王様の中で、強さだけでいえばボッスが最強と言われています。
ではなぜ、ボッスが存命中に最も強いと呼ばれるようになったのか、皆さんも興味があるところだと思います。
今回はボッスが最強になった原因について考察したいと思いますので、最後までご覧くださいね！
※ ネタバレご注意下さい。
『王様ランキング』ボッスはなぜ最強になれたのか？知られざる過去
王様ランキング動画・アニプレックスより引用
巨人族出身のボッスは若い頃、世界で最も強い男になることを目指して武者修行の旅に出ていました。
戦う相手は人間ばかりではなく、恐ろしい魔物や獣たちもいます。
この世で一番強いと呼ばれるためには、そのような怪物たちも倒さなければいけません。
ではボッスが地上で最強になれたキッカケについてみていきましょう！
ミランジョとの出逢い
ある日ボッスは、魔法との戦い方を身につけるために、魔法立国ホウマを訪れました。
ホウマ国は神々だけが使えた魔法を人間も使えるようにしました。
そこでボッスは、修行の一環で戦ったホーマ人を過って殺してしまいました。
その男こそが、当時幼かったミランジョの父親だったのです。
ボッスも深手を負っていましたが、ミランジョの母がそのケガを治してくれました。
これだけ見ても、ホウマ人は慈悲と愛情を持った人柄だとわかりますね。
ですがホウマは同盟を結んだはずのギャクザ国の裏切りにより、ほぼ壊滅してしまいミランジョの母親も殺されてしまいました。
一人残されたミランジョも、ギャクザ人から人間の所業とも思えない程の虐待を受けてボロボロの状態にまで追い詰められていました。
それを知ったボッスは怒り心頭に達し、一気にギャクザ国を滅ぼしたのでした。
そして、心身ともに傷ついていたミランジョを癒すために、二人で旅に出ることにしたのです。
王様ランキング９巻115話より
ボッスの屈辱の敗北
ボッスの献身的な世話により、ミランジョの心身の傷は時間とともに癒えました。
成長したミランジョは、「今度はあなたの夢を叶えてあげたい」とボッスに告げました。
二人でひっそりと暮らしていた島を離れ、ボッスはミランジョとともに武者修行に旅に出るのでした。
いつもミランジョが選んだ相手とボッスは戦い、連戦連勝の日々が続きます。
ですが業を煮やしたボッスは、「命のやり取りをするほどの強い相手とやってみたい」とミランジョに伝えました。
ボッスも数々の実戦でかなりの実力がついており、その上は王様か神しかいないとミランジョが口走ってしまいます。
ですが王様や神は別格で、今のボッスの力では到底かなわないこともミランジョはわかっていました。
ミランジョの忠告を無視して、早速ボッスは地域の神である‟チャビ神”と手合わせに向かいました。
結果はボッスのボロ負けで、為す術もなくケチョンケチョンにやられてしまいました。
王様ランキング11巻132話より
ボッスの猪突猛進的な性格が、今回に限っては裏目に出てしまったということですね。
『王様ランキング』ボッスはなぜ最強になれたのか？ミランジョの策略
そこでミランジョは、完全に落ち込んでしまったボッスを救うために魔人のところへ行くことになります。
魔人に願い事を言えば、どんな願いでも叶えてくれるからです。
魔神との契約
ミランジョが何年かぶりに会った魔人は、子供の頃の可愛らしかった面影はなく、とても大きくて醜い姿に変わっていました。
王様ランキング11巻133話より
ボッスの願いは世界一強い男になることですが、条件が付いていました。
その条件というのは、産まれてくる子の力を奪うことと、ボッスの寿命を大幅に縮めるというものでした。
ボッスはハナから長生きしたいと思っていなかったので、魔人の条件を受け入れることにしました。
自分の寿命のことはさておき、我が子の力を奪い取ることは父親失格と言えるでしょうね(>_<)
神とのリベンジマッチ！
魔神との契約を済ませ、よりパワーアップしたボッスは再びチャビ神の元へと向かいました。
前回の試合ではコテンパンにやられたボッスでしたが、捲土重来今回はボッスの圧勝となりました。
息子ボッジの力をも手に入れたボッスにとって、もはや地上で彼に敵う者はいなくなってしまっていたのです。
ですが、実際にチャビ神に勝っても、これまでのような喜びや内から湧き上がる高ぶりを感じなくなっていました。
虚しさだけが、ボッスの胸に去来するのでした。
王様ランキング11巻133話より
やはりボッスは、我が子の力を奪った罪悪感を感じていたのでしょうね。
『王様ランキング』ボッスはなぜ最強になれたのか？まとめ
王様ランキング11巻131話より
ボッスとミランジョは、お互いがお互いを思いやる気持ちが強すぎたがゆえに、彼らの周囲を巻き込むことになったと言えます。
ボッスはミランジョを心底大事に思い、ミランジョもその気持ちに応えようと必死の思いでボッスをサポートしてきました。
その結果、利己愛（小我）が先行しすぎて周囲を良からぬ方向へと巻き込んでしまったものと思われます。
自分の利益を省みない無償の愛（大我）で接していれば、物語はまた違った方向に向かった事でしょう。
ただ、ここで終わらないのがこの『王様ランキング』のいいところです。
主人公のボッジは、大きなハンデをどのようにして乗り越えていくことができるのか、とても楽しみな展開が待っています(^^)
最後まで読んでいただき有り難うございました！
あなたに幸せな出来事がたくさん起こりますように(^_-)-☆
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