『王様ランキング』1巻でベビンに捕獲されたカゲは、牢獄の中に閉じ込められてしまいました。
カゲはハサミで自分の身を切って脱獄を試みようとしますが、見張っていたベビンとヘビたちに見つかってしまいます。
ですが以外にもベビンはカゲに取引を持ち掛けて思わぬ方向へと展開することになります。
今回は、そのベビンとカゲの取引についてお話したいと思いますので、ぜひ最後までご覧ください。
『王様ランキング』ベビンとカゲの取引とは?ふたりの人物像
普段ベビンとカゲはお互い接することはなく、物語の中でも直接関わるのはこの取引に関係する場面ぐらいです。
ではどのような経緯でふたりが接点を持つようになったのかについてお話しする前に、ふたりのキャラクターを紹介します。
ベビンのキャラクター
ベビンは第二王子ダイダの剣術指南役で、ボッス王国の四天王の一人です。
また「ヘビ使い」の異名で知られ、諜報活動にヘビを使ってあらゆる情報に精通しています。
昔、蛇の総元締め的な存在のミツマタの命を救ったことから、ボッス王に認められて王直属の四天王に抜擢されました。
鼻の下のひげが特徴で顔はコワモテ、いつもニヤニヤしているので薄気味悪い感じも見受けます。
カゲのキャラクター
カゲは暗殺集団「影の一族」の最期の生き残りです。
姿かたちが他の人間や動物と全く違っていることから、幼いころより周りから差別的な扱いを受けて育ってきました。
そのため盗みを生業として生きていかざるを得なかった過去を持っています。
ですが、はじめて自分を偏見の目で見ることのないボッジに次第に心惹かれ、そのひたむきな生き方に興味を抱きます。
大きなハンデを背負っても希望を失わず、前向きに生きるボッジを見て「どんな時でもボッジの味方になる」と心に決めるのでした。
『王様ランキング』ベビンとカゲの取引とは?取引の内容
ベビンはある日、城の中を歩いているカゲを発見しました。
影の一族が暗殺集団だと知っていたベビンは、カゲが城の中の誰かを殺しに来たのだと思って捕まえました。
このままでは、カゲはベビンによって処刑されてしまうかも知れません。
ですがベビンは、ミツマタからある情報を知って、カゲと取引をすることになりました。
そのミツマタからの情報とは何だったのか、見ていきましょう。
ミツマタからの依頼
ミツマタは三つ首の大蛇ですが、まだ小さい頃、その異形から人間たちによって殺されかけていたところをボッジに助けてもらっています。
そのミツマタにとってボッジは命の恩人ですが、動物の勘で近い将来ボッジの身に良くないことが起こると感じていました。
ミツマタは城の者に内緒で、ボッジに読唇術を教えて事前に身の危険を察知しやすくしましたが、更にベビンにもボッジを守るように依頼したのでした。
カゲがボッジの護衛役に
ベビンはダイダの剣術指南役でしたが、ボッジのことも気にかけていました。
ボッジが大きなハンデに負けず、一生懸命に生きていることをベビンはわかっていたのです。
ダイダを次期国王に推しているベビンでしたが、ボッジを守ることによって、結果的にダイダを救うことになるとミツマタに諭されていました。
それでボッジが旅に出ることになった際、ボッジのカバンの中にカゲが忍び込んで、有事の時にはカゲがボッジの身の安全を守ることになったのです。
実際、鏡(ミランジョ)によってボッジ暗殺計画が企てられていました。
「敵を欺くにはまず味方から」と孫氏の兵法のことわざにもあります。
カゲの存在が始めから周囲に知れてしまえば、かえってボッジを守ることが出来なくなっていたでしょうね☺
『王様ランキング』ベビンとカゲの取引とは?まとめ
ボッジは旅の途中で、2度命の危険にさらされることになりました。
1度目は、肉の中に毒を盛られていたのを知らずにボッジがそれを口にしそうになったときでした。
その時はカゲが投げナイフで肉を飛ばしたおかげで、ボッジは命拾いをしました。
(でもボッジは巨人族の血を引いているので、毒は効かないでしょうね!)
2度目は、ドーマスによって地獄の門の中へボッジが突き落とされた時、またしてもカゲがカバンから登場してボッジを救いました。
この時はさすがにカゲがいなければボッジはヤバかったでしょう💦
ベビンは、カゲを開放する代わりにボッジの命をしっかりと守るという取引をしていたのでした。
周りに内密にしてベビンがカゲにボッジの護衛を依頼していたことは、ベビンとカゲの連携ファインプレーと言えますね(^_-)-☆
今後、どういう場面でこのふたりが交わることがあるのか、楽しみです(*^^*)
最後までご覧いただき有り難うございました。
あなたに幸せな出来事がたくさん起こりますように(^^♪
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