どのような漫画にも悪役というのが必ず存在していて、『王様ランキング』にも「ゲスラン」という悪役が登場します。
主人公ボッジの親友のカゲと、因縁ともいえる関係にいるのがゲスランなのです。
絵に描いたような悪人面とはまさにこのことですね!(笑)
それではゲスランがどのような人物で、誰と関わってくるのか一緒にみていきましょう!
※ ネタバレ注意です。
『王様ランキング』悪役ゲスランとは何者?「影の一族」との関係
影の一族とは、ボー王国お抱えの暗殺団で、国のため暗殺を生業にしていました。
一度主君を決めたら絶対に裏切らないといわれ、ボー王と密接なつながりがあったとされています。
ところが影の一族が突如ボー王を殺そうとした挙句に、一族皆殺しにあったと噂されています。
その当時ゲスランはボー国の宰相の地位にいて、王様を補佐する側近的な立場にいました。
ではその影の一族とゲスランの間に何かがあったのでしょうか?
ゲスランと「光の一族」とのつながり
ボー王暗殺の疑いをかけられた影の一族は、ゲスラン率いる光の一族に追われていました。
ゲスランの手下や光の一族によって次々とカゲの一族が殺されてしまい、最終的にはカゲのお母さんとカゲの二人だけになってしまいました。
カゲを引き連れたお母さんは、草原の中の岩場の影に身をかくすことにしました。
この話の流れでは、光の一族はゲスランの意のままに動く兵隊ということがわかります。
呼び名も「影」に対して「光」なので、対照的でわかりやすいですね。
ただ「光」というと「善」というイメージがありますが、決してそういった常識的な解釈が通用しないのが、この『王様ランキング』の面白いところなのです。
ゲスランがカゲのお母さんを殺した?
草原の岩場の影に隠れてはいましたが、このままでは親子ともども見つかってしまうとお母さんは感じました。
せめて息子だけでも生き延びてほしいと思い、カゲにこの先の「毒の森」へ逃げ延びるように言いました。
カゲは急いで「毒の森」へ向かいましたが、その間光の一族の魔法使いが何やらあやしげな呪文を唱えていました。
魔法使いが「ホワイト!」と叫んだ瞬間、草原の中のすべての岩場が消えてカゲのお母さんの居場所がばれてしまいました。
毒の森へ逃げていくカゲも見つかってしまいましたが、お母さんがゲスランたちの前に立ちはだかりました。
しかし、カゲの一族は暗闇の中では抜群の力を発揮できますが、明るい光の中では非常に分が悪いです。
お母さんは「刃物の爪」で応戦し、カゲが無事逃げ切れるよう奮闘しましたが、多勢に無勢でとうとう力尽きてしまいました。
最後はゲスランの槍に串刺しにされて、とうとう帰らぬ人となってしまいました。
『王様ランキング』悪役ゲスランとは何者?ポイーズの登場
お母さんが殺されたことも知らず、カゲは必死に毒の森へ向かって走っていました。
ですが毒の森はまだまだ先にあり、このままではゲスランの手下どもにつかまってしまいます。
そこでたまたまカゲの前に現れたのが「ポイーズ」でした。
歳は当時のカゲと同じくらいで可愛らしい女の子です。
ボー王国の伯爵令嬢だったポイーズは、抱えていた大きな黒いクモのぬいぐるみの中にカゲを隠してかくまってあげました。
九死に一生を得たカゲは、追手たちが毒の森へ向かった後、ポイーズにお礼を言ってボー国から逃れることができたのでした。
実はこの時、伯爵令嬢のポイーズたちもボー王から目を付けられて危険な状態だったのです。
おそらくゲスランの策略によって、カゲの一族とポイーズたちは憂き目を見る羽目になっており、同じ境遇に同情したポイーズがカゲを助けたのだと思われます。
将来カゲとポイーズが無事に再開することができて、幸せな未来が築けるようになることを願わずにはいられませんね(*^^*)
『王様ランキング』悪役ゲスランとは何者?まとめ
カゲにとってゲスランは、自分の母親を殺した張本人であり、一族を滅ぼしたにっくき相手であることは確かです。
それが原因で、カゲは盗みをしながらひっそりと暮らさざるを得ない状況になってしまったので、トラウマ的存在といってもいいでしょう。
またゲスランはボー王が病死した後、王様に就任して「ゲスラン王国」と名前を変えました。
この辺にもゲスランのどす黒い陰謀がうごめいていた気がしてなりません。
ですがミランジョの時のように、悪を悪で終わらせないところが『王様ランキング』の面白いところだったりします。
この先どのように物語が進行していくのかわかりませんが、カゲたちにとって幸せな未来が到来するのを期待したいと思います(^_-)-☆
最後までご覧いただき有り難うございました。
あなたに幸せな出来事がたくさん起こりますように(^^♪
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