『王様ランキング』にデスハー王国という国名がでてきますが、「サトゥン」はその国の前王様でした。
現在はデスハーが王様ですが、その父親が“冥府の王”サトゥンだったのです。
名前がサタン(悪魔)に似ていて、いかにも悪そうなキャラっぽいですね~(^^)
今回はそのサトゥンにスポットをあてて記事を書いてみましたので、皆さまぜひ最後までご覧くださいね!
『王様ランキング』の「サトゥン」とは一体何者?もともとは神だった?
上の画の中で、一番後ろで大鎌をもって王冠をかぶっている大男がサトゥンです。
ボッスは修業の旅で全国をまわっていた若い頃、一度サトゥンを見たことがあります。
ボッスたちが戦っている最中、いつも遠くの後方で兵士たちを指揮・監督し、命令を下していたのが神であるサトゥンだったのです。
普通の人間と違って、神がかり的なことや魔法が使えたりするので、自分たちがわざわざ前に出て戦う必要もないといったところなのでしょう。
棲んでいる世界が違うということで、ボッスも神たちを相手にすることはありませんでした。
もしやり合ったとしたら、当時のボッスではとても敵わなかったと予想されます。
それほどの格の違いがあったのでしょうね。
『王様ランキング』の「サトゥン」とは一体何者?不老不死を研究していた!
サトゥンが王様として君臨していた当時、多くの国民の命を奪って永遠の命を得る研究に没頭していました。
たくさんの人の血を飲み、人体実験を繰り返していましたが、何ら不老不死の効果を得るものではありませんでした。
そうした悪行を繰り返す日々を送っていたサトゥンでしたが、ある日一つのヒントを思いつきます。
生物が子を産んでその命をつなげることに、不老不死の可能性があるかも知れないと考えたのでした。
私たちは皆、いつかは死を迎えます。
だからこそ子孫を残し、命をつなげていきます。
それが人への慈しみや思いやりにつながり、愛をもった人間性を育んでいくものだと思います。
ですが不老不死にはそういった「心」は必要ありません。
病気もなく年も取らず、まして死なないなら「心」は不必要なものとなってしまいます。
サトゥンは、そこに気付いたのでした。
『王様ランキング』の「サトゥン」とは一体何者?サトゥンの最期は?
サトゥンは不老不死の成果を得るために、人間の女性との間に3人の子どもをもうけました。
その子どもが、デスハー、デスパー、オウケンなのです。
長男のデスハーは父親譲りで体が大きくて力強く、魔法の力も受け継いでいます。
次男のデスハーは穏健派で力が弱く、魔法を使うこともできませんが、頭脳明晰で平凡な人でも王様に育て上げることのできる不思議な能力があります。
三男のオウケンは優れた戦闘の才能を持ち合わせていますが、魔法がまったく使えず、心も優しすぎるので王様タイプではありません。
サトゥンはデスハーとデスパーが産まれたときは、何ら感情を表すことがなかったのですが、三男のオウケンが産まれたときには喜びの感情を爆発させました。
3人が物心ついたとき、自分の父親が国民の命をもてあそんでいた事に心を痛めるようになります。
そこで責任感の強い長男のデスハーは、そんな父に勇気をもって反旗を翻しました。
サトゥンの軍に対抗できるよう、兄弟は力を合わせることになったのです。
そしてデスハーたちは、とうとうサトゥンを追いつめるまでに至りました。
目前のサトゥンに、もはや以前の猛々しさは残っていません。
抵抗できる力もない様子でしたが、このまま生かしておくと必ず復活して国民たちに地獄をもたらすことになってしまいます。
心を鬼にして、デスハーはサトゥンに向かって力一杯鉄槌を振り下ろしました。
サトゥンの身体が真っ二つに引き裂かれて絶命したかと思った瞬間でした。
サトゥンの身体から突然魂が飛び出して、オウケンの身体に乗り移ったのです。
ですがオウケンはそれを気合ではじき飛ばしました!
(気合いだ!気合いだ!気合いだぁー‼)
そこですかさずデスハーは雷の魔法をサトゥンの魂に放って、完全に絶命したのです。
(それにしてもしぶといオヤジでしたね~)
『王様ランキング』の「サトゥン」とは一体何者?まとめ
結局悪行の限りを尽くしていたサトゥンは、実の子どもたちに倒されてしまったのですが、じつはまだまだ続きがあるのです。
いったんはオウケンが気合でサトゥンの魂を体から追い出したのですが、オウケンを異常なほど溺愛していたサトゥンの思念が棲み付いてしまい、オウケンを不老不死の体へと変えてしまったのです。
ですが自業自得とはいえ、自分の息子にやられてしまうほど悲しいものはありませんよね。
命には限りがあるからこそ、人は謙虚になることができ、相手の命を大切にすることができるものだと思います。
お互いが思いやりをもって、皆で楽しい世界を築き上げたいものですね(^_-)-☆
最後までご覧いただき有り難うございました。
あなたに幸せな出来事がたくさん起こりますように(^^♪
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