『王様ランキング』シーナはなぜ死んだ?鏡(ミランジョ)との関係は?

シーナはなぜ死んだ? 王様ランキング
『王様ランキング』宣伝広告より。

『王様ランキング』のシーナボッジの実の母ですが、物語の初期では既にシーナが死亡しているところからスタートしているので回想シーンが主です。

ヒリングはボッスの2番目の王妃で、ボッジの継母にあたりますが、ヒリングに比べてシーナの描写が少ないためにかえって気になるところです。

今回はシーナがなぜ死んだのかについて考察しますので、最後までご覧くださいね

※ ネタバレご注意お願いします。

『王様ランキング』シーナはなぜ死んだ?シーナの性格

シーナ

シーナは最強の巨人族出身で、体が大きくて戦闘好きです。

およそ家庭的な雰囲気からはほど遠い感じがありますが、その本当の性格を知るとボッジ誕生の秘密が紐解かれるので見ていきましょう!

好戦的だが実はかわいい

ボッスは子供をつくることが目的で、結婚相手を探して世界中を渡り歩いていました。

ボッスが初めてシーナに出逢った時、シーナはちょうど頭から血を流しながらも、大きな怪物を倒したところでした。

ボッスはシーナに話しかけようとしましたが、シーナはボッスの逞しい体つきを見て、自分と対戦しに来たものと勘違いしました。

棍棒をもって戦闘モードで身構えるシーナでしたが、ボッスからの意外な一言で急変します。

なんとボッスはシーナに自分と結婚してほしいと申し出たのです!

その意外な言葉に、シーナは顔を真っ赤にして照れてしまいました。

シーナは「わっ、私は・・・強さだけを追求している」と、あたふたしてうつ向きがちに答えるのがやっとでした。

ボッスも顔を赤らめながら「私は世界一強くなりたい」と答えます。

巨人族で強さを追求するという点で共感が生まれ、シーナはボッスに手合わせを願い出るのでした。

力勝負でボッスに負けたシーナは、潔くボッスの強さを認めて彼からの愛を受け入れることになりました。

巨人族の女子は、お互いの愛を表現するのに力比べをするところが面白いですね(笑)

シーナ

大きな怪物をも倒せるほどの力をもちながら、自分よりも強い男からのプロポーズを、真っ赤にほほを染めて受け入れるところが可愛いです(^^)

ヒリングと並んで‟ツンデレ”な性格がみて取れます。

家族想いで優しい

ボッスの妻となったシーナは、ある村でボッスと暮らし始めます。

やがて二人の間に小さな可愛らしい男の子が誕生したとき、シーナは我が子を自分の大きな手のひらにのせてキスをするのでした。

ですがボッジは生まれながらにして大きなハンデを持っていたので、町に出てはいじめられて帰ってくることもしばしばです。

シーナ

王様ランキング動画・アニプレックスより

その度にシーナはボッジに優しく語りかけます。

「大丈夫よ、あなたは強い子。たくさんの嫌なことを乗り越えていける。そしてあなたは世界一立派な王様にならなきゃね」

ハンデをもって生まれた子は、その逆境を跳ね返す強い精神力を持っていると言われます。

シーナもきっとその事がわかっていたので、ボッジをいつも優しく励ましていたのでしょうね。

『王様ランキング』シーナはなぜ死んだ?悲劇のおとずれ

ボッスと結婚してボッジを産んだシーナは、幸せな家庭と王国を築きました。

シーナにとっては順風満帆のように思えましたが、しばらくしない内に大きな悲劇が訪れることになるのです。

ボッスが結婚した本当の理由

ボッスがシーナと結婚した本当の理由は、世界一強い男になりたかったからでした。

強さを手に入れる代償として、我が子の力を奪い取ることと、自分の寿命が短くなるという忌まわしき契約を魔人と結んでいたのです。

シーナ

シーナはボッスが強くなるためだけに妻として迎え入れられたのでした。

こう話すと、いかにもボッスはシーナのことを愛していなかったかのように思えます。

ですがボッスは死ぬ間際に「お前は前妻の忘れ形見だ。可愛くて仕方ない」とボッジに語っています。

ボッジを心底可愛がっていることから、シーナに対してもその愛情を感じ取ることができますね。

ミランジョの陰謀

魔人のことをボッスに教えたのはミランジョでした。

ボッスに強くなって元気でいてほしかったのと、ずっとボッスと一緒にいたいとの想いから魔人の存在を伝えたのです。

しかしボッスの寿命と引き換えの契約だったため、必然的にボッスは早くに亡くなってしまいます。

ボッスをもう一度生き返らせるには、再び子供をつくる必要がありました。

巨人族の女性は基本的に一人しか子供を授かることができませんが、ボッスが再婚をして新たに妻を迎え入れれば子供をつくることができます。

その為には第一王妃であるシーナの存在は、ミランジョにとって邪魔した。

それでボッス王が不在の間に、ボッジをおとりにしてシーナの殺害を実行に移しました。

魔鳥の背中に乗ったシーナは、空から鏡の反射を利用してシーナたちの居場所を敵に知らせ、数多くの大きな矢を放たせました。

シーナ

シーナは大きな体でボッジを覆い身を呈して守りましたが、何本もの矢に貫かれて息を引き取るのでした。

自分の欲望のためだけに、シーナの命を犠牲にするミランジョの行いは許しがたいものですね(>_<)

『王様ランキング』シーナはなぜ死んだ?まとめ

登場回数は少ないですが、シーナはボッジが世界一の王様になるために欠かせない存在でした。

巨人族の出身なので、力こそ正義といった価値観をもっていそうですが、力以外にもっと大切なものがある事がわかっていたのです。

ボッジが非力で耳と口が不自由という大きな障害を持っていたとしても、その苦労を糧として精神的に力強く成長することができるよう、いつもボッジを支えていました。

人知れない孤独を味わっている者だからこそ、人に優しくできるのだと思います。

ミランジョの陰謀によって非業の死を遂げることになったシーナでしたが、言葉では言い表せないほどのプレゼントをボッジに与えたのですね。

シーナ

若くして亡くなったシーナでしたが、その大きな体に負けないぐらいの大きな愛をもち備えた女性でした。

最後までご覧いただき有り難うございました。

皆さまにたくさんの幸せな出来事が起こりますように(^_-)-

コメント

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