『王様ランキング』には剣豪が何人か登場しますが、ドーマスはその中でも一番の剣術使いでイケメンです。
しかし、ふとしたことで第一王子のボッジを裏切り、後悔に苛まれることになります。
自責の念に駆られたドーマスは、一度自殺未遂までをも試みることになりました。
今回はドーマスの裏切りとはどういうものだったのかについて考察します。
最後までお読みいただければ幸いです。
※ ネタバレご注意お願いします。
『王様ランキング』イケメン「ドーマス」の裏切りとは?ドーマスの人物像
ドーマスはボッス王にあこがれてボッス国の兵士になり、国一番の剣士になりました。
そのドーマスの人物像について詳しく見ていきましょう。
ストイックで自己中心的
十代の頃にボッス国に仕える身となったドーマスは、剣の才能にあふれ一日に一万回の素振りを欠かしたことがありませんでした。
いつしか剣で彼の右に出る者はいなくなり、国一番のソードマスターとして四天王の一人に加わることになります。
ボッス王に見込まれたドーマスは、第一王子ボッジの剣術指南役として抜擢され大感激しました。
しかし、ボッジがいつまでたっても子供用の剣すらまともに持てないボッジの非力さに呆然とし、その情熱を失ってしまいます。
ドーマスの剣は、ボッスと同様で相手の剣をすべて受け、決して退かない「力の剣」だったので、腕力の無いボッジをどう強くすればいいのか分からなかったのです。
教え子の長所を見つけて伸ばすということが出来ず、あくまでも自分を基準としていたのでしょうね。
のちにドーマスの指導を受けることになったホクロにも、ドーマスは自分基準の考え方なので教えるのが下手だといわれています☺
ドーマスの実力
物語の中でドーマスが敵軍と戦う場面があります。
その相手とは、地上最強の騎士団と恐れられている冥府騎士団です。
ボッスからの命令で冥府の入り口を破壊することを依頼されたドーマスとホクロは、たまたま冥府騎士団と鉢合わせになりました。
お互いに引くに退かれぬ立場上、相まみえることになります。
冥府騎士団は何十人といますが、ドーマスはホクロと二人だけで多勢に無勢です。
そこでドーマスは冷静に考え、自分一人だけで冥府騎士団と戦える狭い場所に相手を誘導することにしました。
一度に3人ずつと戦うことになったドーマスでしたが、次々と敵をなぎ倒していきます。
しかも全て峰打ちなので、相手の命への配慮も怠っていませんでした。
影で見守っていたホクロも、ドーマスの真の実力に圧倒されるのでした。
地上最強の冥府騎士団を相手に一歩も退かず、豪快に相手を打ち負かす実力はさすが国一番のソードマスターと言われるだけはありますね !(^^)!
『王様ランキング』イケメン「ドーマス」の裏切りとは?2度の裏切り!
ドーマスはボッジを裏切る場面が2度ありますが、どのようなシチュエーションだったのか見ていきましょう。
次期国王決定会議
病床に伏せたボッスの横で、法相のサンデオによってボッスの遺言が読まれました。
その遺言では、ボッジが次期国王と発表されていました。
ですが、ボッスが亡くなってから王妃ヒリングの提案で再度次期国王の決議が行われたのです。
非力で耳と言葉が不自由なボッジでは、国の威厳が保てないと危惧したのでしょう。
決議はヒリングと四天王、法相、宰相の7人で行われ、ボッジとダイダのどちらかを多数決で決めることになりました。
普通であれば、ドーマスは師匠として弟子のボッジに手を挙げるのですが、なんとダイダを推してしまったのです!
他の面々も、ヒリングをはじめダイダ派が多数を占めることになり、次期国王はダイダに決まりました。
ボッジ暗殺計画!
新国王となったダイダは、次期国王決定会議でなぜボッジではなく、自分に入れたのかドーマスに厳しく問い詰めました。
ダイダからの信頼回復を得たかったドーマスは、国と民のためにどんな任務でも遂行するとダイダに誓いました。
ダイダはその重要な任務をドーマスに任せることになりましたが、その任務こそがボッジの暗殺計画だったのです!
鏡(ミランジョ)からの提案で、以前よりボッジの暗殺を企てていたダイダにうまくコントロールされてしまったのでした。
それ故ボッジとの旅の同行中、「地獄の門」と呼ばれる大きな穴に非情にもボッジを突き落としたのでした。
『王様ランキング』イケメン「ドーマス」の裏切りとは?まとめ
ドーマスは一見したところ、一途なイケメン青年です。
ですが一途であるがゆえに、剣技が優れ力強いダイダが次期国王にふさわしいと思い込み、忠義を忘れてボッジを見放しました。
またそういった性格をダイダに利用され、ボッジ暗殺計画に加担してしまうことになります。
ですが、後になって自らの行いを悔い改め、ボッジに忠誠を誓うこととなります。
この『王様ランキング』では、善人に見えても実はそうでなかったり、見るからに悪人っぽい人物が善人だったりします。
いろんな場面での登場人物の心理描写が様々で、見ているものを飽きさせないです。
心とは、ころころと変わるので「心」といいます。
ドーマスの心の移り変わりは、決して人ごとでは無いように思えますね(^^)
最後までご覧いただき有り難うございました。
あなたに素敵な出来事がたくさん起こりますように(^_-)-☆
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